私のおでん

おでんには土地でも、人でも、それぞれにさまざまな具がある。コンビニでロールキャベツを見かけ、試しに食べてみたらとてもおいしかった。おでんは和風、洋風の壁なんていともたやすく越えてしまう。おそらく中華も大丈夫なんじゃと言おうとしたが、すでにやってみたことがあった。締めにラーメンを入れてとてもおいしかったことがある。

実家のおでんは何風なのかいまいち不明である。親は九州出身で、関西にもいたことがあったようで、そんなおでんは、割としっかりしたしょうゆ味。父が味の濃いものが好きだからなのかもしれない。中部地方では、名古屋のみそかつに使うような、甘くて黒い味噌を添える。これは卵につけるととてもおいしい。牛すじは必ず入っている。あと、里芋。父が好きなのである。

私のおでんはそういうベースがあるが、里芋は必ずではないし、甘味噌もあれば使う程度。しかし大根は必ずである。必須の具をあげていくと、牛すじ、こんにゃく、大根、卵、ちくわ、なのであるが、このたび、鶏の手羽元が仲間入りした。秋田小町に教えてもらったのだが、汁が断然おいしくなって、どちらかというと和洋折衷スープという感じになり、締めのうどんやくずきりがとてもおいしい。ベースは昆布とカツオのだしを使うので、普段の料理からは想像できないほどの、だしの混戦具合なのだけれど、それでもなぜかスープがとてもおいしい。

というわけで、そろそろ。
え?何?「私もおでんのスープになりたいな」で締めろって?そうは問屋が。

「あなたも私のおでんのスープになって」

 

 

イラスト:いらすとや

《おまけ》 最近のアップデートでwordpressは、ビジュアル編集モードがとてもよくなりました。自動整形(複数行の改行が一行のみに自動的に修正される)がなくなりましたよ〜!

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