紙飛行機(サトウアツコ, とよよん, にゃむ)

「紙飛行機。」サトウアツコ

遠くまで 飛ぶには 素材も大切で
薄っぺらい 紙を 何回も折って
風の抵抗をいかしたりする
ポイントがあるように
今の自分が遠くまで
スムーズに進める
手段として様々
試されている
そんな風に
受け取る
明日に
繋ぐ


まだ
飛べる
だろうか
風を受けて
流せるように
折り目を深めに
入れてみようかな
ツバメに間違われて
指先で追われてみたい
鴨と間違われ猟師に鉄砲
で狙われたらどうしようか
瞳が鷹のようにギラつき困る

「鳥のように。」とよよん

このひろい空に僕は君となら
どこへでも行けるよ!って
あの日、君に伝えたくて
夕陽のなか走り出すと
夏の入道雲通せんぼ
もくもく見えない
その先の向こう
目を閉じると
ふいに君が
僕の名を
呼んで
掴む

(サトウアツコ)

(とよよん)

離す
捨てる
断ち切る
全部やった
時の歯車では
手と手雲の中で
繋いだままだった
茜色の入道雲に隠れ
このまま蛹になろうか
空に飛び立つ夢を見ては
このままでいたいとも思う

 

飛行機の写真:にゃむ

紙飛行機の写真:pixabay

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