笹井宏之さんの歌集を読んでいます

‪今朝、食器と食パンとペンさん(以降、食ペンさん)の絵をツイッターで見かけた。笹井宏之さんの短歌につけたものだった。

今ちょうど、お借りした笹井宏之さんの歌集「ひとさらい」を読んでいる。読みながらそういえば、食ペンさんのイラストで「えーえんとくちから」を見かけたことがあったなあと思い出す。これは最後に「永遠解く力」とわかるのだが、ひらがなにして「えい」を「えー」にすることで、口から何か出てくる様子や、泣いている声を表すかのように見えて、えーえんと/くちから と自然に読める。このあと破調となっていくが、同じ言葉を繰り返すので違和感がない。音遊びと思っていたら、予想できなかった意味のある言葉が現れるという巧みな仕掛け、すごいなあ。‬

‪夭逝された方でもあり、難病で高校生からほぼ寝たきりになっていたそうだ。おそらくそのことがかえって心の中での詩情の結晶化のようなものを進めたのかもしれないと思えるような、透明度が高く美しい作品が多い。毎日、きれいな包みのチョコを一粒ずつわくわくしながら大事に食べるように、壊さないようにそっとそっと読んでいる。‬

‪食ペンさんのイラストを「笹井宏之」で検索したらたくさん出てきた。読み手の想像がより広がって素敵だ。みなさんも一緒に鑑賞してもらいたいので、そのなかから気に入ったもののリンクを下に貼っておく。‬歌とイラストのコラボ具合としては、一番最後のものが一番好き。

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