ミルフィーユみるくれーぷ

 

 

 

誰かの幸せを見つめ
誰かに幸せをふりそぞぎ

誰かの哀しみを掬う

そんなミルフィーユ(千枚の言の葉の妖精たち)

 

いつの日か出ていった恋人がいて菓子をこさえる粉雪の夜

 

幾重にも切なさ重ね恋しさを仕上げにふって告白ケーキ

 

 

12ヶ月の積み重ね
楽しい思い出は
甘いクリームでコーティング
切ない思い出は
パウダーシュガーでその色を薄めて
記憶のミルフィーユを味わったら
また一歩ずつ前へ

 

 こなゆき こなゆき ちゃちゃちゃ
トナカイのソリは  しゅしゅしゅ
まってるよいこは  ぐぅぐぅぐぅ
やれ振れ それ降れ  しゃしゃしゃ
サンタのおひげは  ぷぃぷぃぷぃ
あしたのくつした  きゅきゅきゅ
さん匹のおしごと  にゃにゅにょ

 

歳月を薄くやさしく重ねおりミルクレープのほのかな甘さ

 

 

 

「いざ、宵キャス。」第三夜(2016/12/14) にお寄せいただいた作品を連作風にしてみました。年の瀬を一年一年大切に味わって、甘い歳月を重ねていきたいですね。

作者(上より。「 」内は作品冒頭部)

恋するうさぎちゃん(自由詩「誰かの幸せを」)
とよよん(短歌「いつの日か」)
とがし ゆみこ(短歌「幾重にも」)
LUPIN(自由詩「12ヶ月の」)
天野行雄(自由詩「こなゆき こなゆき」)
ひぞのゆうこ(短歌「歳月を」)

イラスト:ちゃちゃ

 

 

感想やメッセージなど